島根の道を走ります 

島根と鳥取メインに走るおじさんのサイクリング記 輪行大好き

氷ノ山、小代峠を越え酷道482号を走る 22/10/15

輪行郡家駅若桜⇒氷ノ山スキー場⇒小代峠⇒香美⇒(国道9号)⇒浜坂駅輪行 距離70K、獲得標高990m

鳥取県若桜町と兵庫県香美町を結ぶ国道482号は、氷ノ山スキー場の先から香美町までの区間通行止めだったが、令和元年5月に15年ぶりに開通した。今回は若桜側から小代峠を越えて浜坂まで走る。

郡家駅まで輪行し10:25スタート。

若桜まで緩い上りを追い風に押されのんびり走る。若桜まではフルーツ街道、道沿いに果樹園や販売所が点在してる。道の駅若桜で休憩して上りに備える。ちょっと風が冷たい。おじさんサイクリスト2人と一緒になった。

若桜から小代峠までは10Kで700m上る。

最初の3Kほどは2~3%の心地よい上り、渕見過ぎると5~6%の上りになり、氷ノ山トンネルを抜けると一気に8〜10%になる。

渕見過ぎたところ、まだ脚があった

氷ノ山側、トンネルは寒くてウインドブレーカー着る

氷ノ山トンネルを抜けて舂米神社(つくよね)を過ぎたところで脚が売り切れに。ここからスキー場入口まで休み休み押しになる。今日は売り切れが早かった。

スキー場入り口で休憩。ここは標高750mで日陰は風が冷たい。

ここから小代峠まで3k、何とか乗って歩くように上っていく。氷山命水から道幅が半分に狭くなり上りも少し緩くなる。

ここから道幅は半分になる

氷山命水でお水もらおうと思ったが水が出なかった。車が通らないので道をジグザグに間切りながら上り、ようやく小代峠に着いた。標高は950m、大山の鍵掛峠が標高910mなのでそれを超える標高だ。峠の標識はなく県境標識と国道管理標識がある。

香美町に向けて下る。若桜側は日が当たってたが香美町側は日陰で寒いのでウインドブレーカを着る。峠からは道が狭くきつい下り、所々で水があふれて道を横切り、日陰では路面が苔むしている。スリップしないよう慎重に下る。道が狭いので車はすれ違えない、なので退避所がそこかしこに設けられている。酷道といわれるのも無理はない。

新規に開通した区間は舗装もガードレールも新しい。

国道わきはきれいな渓流が流れる

この狭さで国道だ、このあたりから路面は古くなる
奥山まで10Kほど下ると2車線道幅が広くなり、スピード出せる。ただ路面がハンドルを押さえるほど荒れていて走りにくい。小代の街を抜けて国道9号に入る。ここまで20kの下りだった。

国道9号に入ると春来トンネルまで150mほどの上り、しかもトンネルは狭くて暗くて長い。脚が売り切れ状態でなかなか厳しい上りだった。トンネルを抜けると湯村温泉まで一気に下る。このあたりで車が一気に増える、県民割で観光客がたくさん来てるようだ。湯村温泉から浜坂駅までは10k、緩やかな下りで風もない。帰りの電車は4時半過ぎ、がんばれば間に合うなと計算して浜坂駅まで走る。4時20分に浜坂駅に着く。

輪行してホームで電車を待っても来ない。改札で時刻確認すると次の鳥取行きは5時45分、1時間間違えた。自転車分解したのでコンビニにも行けず待合室で読書して待つ。いやー情けない。まあ時間を間違えたぐらいで済んで幸いだったか。鳥取駅での特急の乗り換えは9分しかなく、残していたカロリーメイトとコーラで空腹をしのぎ、何とか帰宅する。

小代峠はきつかった、国道482号はさすがの酷道だった。帰りの電車の時間を間違えたのは情けなかった、それでも無事帰れた、めでたしめでたし。