自宅⇒西比田⇒市原峠⇒大呂鳥上⇒万才峠⇒阿毘縁⇒寺谷坂⇒草野⇒伯太⇒自宅
距離83K、獲得標高910m
少し寒い晴天、追い風に背中押されて快調に走る。桜は散ったけど広瀬の芝桜は満開、西比田のいきいき交流館で休憩する。市原峠に向けて走りだそうとするとRider420の電源がなぜかオフになってここまでのデータが消える。これがこの後のトラブルの予兆だったか。
広瀬の芝桜、あちこちで咲いていた
市原峠は横田への近道、峠の最後はきついがなんとか上り大呂鳥上に下る。峠は細い県道でいつも車走ってないのに今日は4台もすれ違う。
市原峠の手前1Kはきつい
下り途中の”山県そば”で昼食、満員で10分ほど待つ。割子そば定食は美味しかった、休日待つのも納得だ。
山県そばの裏の満開の桜
県道108号に出て万才峠へ上り返す。途中の舞茸直売所でお土産の舞茸しょうゆ買う。峠から阿毘縁に下る。ここから自宅まで上りはほとんどない。寺谷坂から井尻まで30Kの楽しい下りが待っていると鼻歌交じりで走っていたら前輪がパンクした。
万才峠、ここまでは楽しいサイクリングだったが
早速修理に取り掛かるがタイヤがなかなか外せなくて焦る。やっと外してチューブをセットしたら今度はタイヤがはまらない。タイヤレバーでちょっと力入れてはめたらチューブ噛んでパンクさせてしまった。あらら、スペアチューブはあと1本。2回目はなんとか手でタイヤをはめて空気を入れたら今度はフレンチバルブが折れてしまう。フレンチバルブが折れるなんて40年サイクリングしてるけど初めてだ。これでチューブ2本ダメにしてしまった。パンク修理セットは持参してない。走れなくなった。しかもここは阿毘縁、交通機関は生山駅行きのコミュニティバスだけ、しかも3時間後だ。安来方面に行くには草野まで行かないといけないがここから10Kある。参った、万事休す、途方に暮れる。少しでも前に進もうとタイヤ傷めないように前輪持ち上げてあてもなくとぼとぼ歩き出す
10分ほど歩いたところで倉庫で作業してる男性がいたので事情を話す。なんとパンク修理キットがあると探してくれた。助かった、地獄に仏とはまさにこのこと、お借りして慎重にパンク修理する。パッチを張り、チューブを噛まないようタイヤをはめてゆっくり空気を入れる。治った、これで帰れる。サイクリングの神さまは還暦おやじを見捨てなかった。何度もお礼を言って走り出す。もうパンクできない、荒れた路面を避け、段差をゆっくり越え慎重に走る、なんとか帰宅できた。
こんなパンクトラブルは初めて。あの男性がいなければ自宅に帰るのはとてつもなく大変だったろう、感謝、感謝です。
もとはといえばスペアチューブが2本あるからとパンク修理セット持参しなかった慢心が招いたトラブル。翌日すぐにビレッタでチューブとパンク修理セットを買い、パンク修理セットはいつもサイクリングに持って行くツール缶に入れた。今度はツール缶絶対に忘れるな。