奥出雲町と広島県庄原市の県境をつなぐ県道110号俵原越と国道432号王貫峠を走る。
出雲三成サイクリングターミナルから走る。国道432号から国道314号に入り横田から八川に。八川駅前から県道49号に入り、叶谷峠を越え馬木に下り、子馬木から県道110号に入る。
左折し県道110号で高野へ この先道が狭くなる
県道110号から道が狭くなる。木屋谷をすぎると杉木立の中を上っていく。車は通らず、見通しが悪く人気がない。熊よけの鈴やベルをときおり鳴らしながら走る。標高600m越えても民家があり、さらにその上に田植えの終わった田んぼが。奥出雲は奥深い。
上るにつれて勾配はきつく、脚を休められない。県境標識が見えてようやく俵原越に、標高は800m。島根を走った中で一番高い峠だ。周りは木立に囲まれて見通しゼロ。
俵原越え 木立の中の切り通しで見通しが悪い
広島側の下りは緩やか、杉木立が終わり高原が広がる。途中たぬきが飛び出してきて自転車と並走する。道は上湯川に沿って下る。高野町上湯川で国道432号に入る。
広島側は上湯川沿いに下って行く 緩く開けた道
県道110号と国道432号の交差点 高原に田んぼが広がる
国道432号を西に向かう。この辺りは標高550mほどの高原で田んぼが広がる。高野町新市で国道は北に向かう。王貫峠手前で後輪がパンク、タイヤが少し裂けている。チューブ交換だけでは再度パンクする恐れがあるので、タイヤの裏からパッチ貼ってタイヤも補修する。前回は前輪のピンホールパンク、今回は後輪がタイヤが裂けてのパンク。どうもタイヤが限界だったみたいだ。走った後のチェックが甘かったな、タイヤを交換しないといけない。
王貫峠を広島側から 出雲三成まで無事走れるかドキドキしていた
王貫峠を越えれば出雲三成まではほとんど下り。再度タイヤに大きなダメージを受ければ走れなくなるので、路面状況の良いところを選んで優しくタイヤに負荷をかけないように走る。なんとか出雲三成まで戻れた、本日68K、獲得標高940mなり。
2回連続のパンクは初めて。しかも今回はタイヤが裂けていて走行不能になるところだった。交換用スペアチューブとパンク修理用パッチを携行していたこと、修理する時間の余裕があったことで焦らないで対処できた。これが交換用チューブしかなく、山中の県道110号で起きていたらと思うとぞっとする。
トラブルに備えた工具とパーツの携行、時間に余裕あるサイクリングプランの大事さを改めて思い知らされた。